もう他人と競うのはやめよう!

こんにちは。星ヶ丘校の大野です。

11月は学校行事も一通り終了し、生徒さんたちが一段と学業に集中していく時期です。 

 

 

特に受験生にとっては、今まで以上に入試本番を意識して学習していくタイミングです。 

 

 

受験生にとっては、ここから「3月まで勉強し続ける」ということが重要です。 

 

 

例年、3月まであきらめずに頑張ったおかげで、見事志望校に合格する生徒がいます。 

生徒さんにとっては、まさに「奇跡」のようなことも起こりえます。 

 

 

一方で、こうした「奇跡」が起こりうるのも 

「前期で受からなかったから、今年はあきらめよう」とか、 

「大学なんてどこでもいい」 

などと途中で投げ出してしまう受験生が多い、ということでもあります。 

 

 

受験生にとって、「3月まで学習を続ける」ということは、それほど難しいことなのです。 

 

 

勉強を続けていくために、まず何に気を付ければよいでしょうか? 

 

 

心理学的な観点から考えると、「他人と競うのはやめましょう!」

ということが言えます。 

 

 

心理学者ルース・バトラーの実験によると、

「他の人と比べるより自分自身と比べた方がより成長できる」

とうことがわかります。 

 

 

彼は、中学生を2つのグループに分けて実験しました。 

 

 

Aチームには「他の学生と比べて評価する」

Bチームには「あなたの成績の上がり具合を見て評価する」と伝えました。

すると、テストを何度か繰り返すうちに、

Bチームの方が良い成績を納めるようになりました 

 

 

Aチームは客観的に自分がどう見られるのかを意識したために、

なかなかモチベーションをコントロールするのが難しくなりました。 

 

一方Bチームは「問題解決能力をあげたい」など「自分の成長」に目標をおいたために、

モチベーションを持続する可能性が高まったのです。 

 

 

生徒さんの取り巻く環境はこれとは反対で、常に「他の受験生との関係」で評価されます。

受験生が気になる「偏差値」というものは、まさにその代表です。 

 

 

もちろん、模試の結果をみて、

「今自分は他の受験生より勉強が遅れていて、あとこれだけ頑張らなければならない」

と知ることは、正論としてはとても重要に思えます。 

 

しかし、多くの受験生は

「自分は他の受験生より遅れている。だから頑張ろう!」とはなりにくいのです。 

 

 

教育学では、以下のオレンジ色の線が、人の成長を表す曲線といわれています。 

成長が停滞することを、「プラトー現象」と言います。 

プラトー現象

 

実は、結果が出てくるのは「プラトー現象」を何度も経験して、さんざん努力した後なのです。 

 

だから、「結果が出ていない」と思ったら、1度立ち止まって 

「まだプラトー現象だ。もっと頑張ろう!」と考えてみましょう。 

 

 

結局は、「プラトー現象を乗り越える」ことこそが重要です。

あくまで「自分の成長」に焦点を当てて、モチベーションを維持していきましょう! 

 

参考文献

池田貴将(2017)『図解 モチベーション大百科』サンクチュアリ出版.

 

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